A Tables Esprit

そして今日

とある寿司屋の話

 

PM5:50

 

「もしもし。6時に寿司桶三人前、出前よろしく」

「ちょっと待っとくれお客さん、ただいま5:50分ですぜ。10分でお持ちしろと仰られてもご期待には沿えねぇでやんすよ」

「分かったよ。あんたのお寿司が食べたいんだよ。とにかく配達よろしく」

「念には念を押しておきやすがぁ、6時には無理ですぜ。どうかその点はだきゃあご理解頂くようおねげぇしやんす」

「分かってるって。ところでお値段はおいくらだい?」

「お一人様千円でして」

「はいはい。よろしく」

「へぇ毎度あり」

 

PM6:05

 

「お待たせしやした」

「6時過ぎてるじゃないか?もういらね。帰っとくれ」

「は?お時間はお待ち頂けるとお聞きしたはずですが」

「いらないったらいらないんだよ。とにかく帰っておくれ」

「へぇ・・・。しかしお申し付け頂いてご用意さしてもらいやんした。お代の方を頂戴いたします」

「なんで食べてもしない寿司代を払わなきゃなんないんだい?払わねぇよ。払う訳ないじゃないか。さぁ、とっとと帰っておくれ」

「あのぅ、ご希望のお時間に間に合わせるお約束は出来ないとお伝えした上でご了解とご用命を受けて握った寿司でやんす。それじゃああっしに泣き寝入りしろとおっしゃるんで?」

「はぁ?食べてないんだよ?おかしな事言うねアンタも。払わないったら払わないんだよ!さぁ帰った帰った。ほらとっとと帰んなよ。気分悪いったらありゃしない。もうこんな寿司屋なんか二度と頼まないよ。」

「・・・・・・。」

「なんだい、まだ帰らないのかい?アンタも感じ悪いね。知り合いにも言いふらしててやるから。アンタの店で寿司なんか注文するなってね。こっちにゃあね、インターネットっていうものがあるんだよ。あんた食べログって知ってるかい?LINEは?FACEBOOKは?ツイッターは?アンタの店なんかいつでもつぶせるんだよ。何か文句あるかい?ほら帰った帰った。」

 

 

これって予約テロ?

一部誇張しておりますが大体9割は真実です。

この数年でまぁまぁ法律の勉強をしましたが、こちらの方は飲食店は無法地帯だと思ってるんじゃないかな。

何をやっても許されると思ってらっしゃるみたいです。

良識のある方であれば誰がおかしなことを言ってるのかご理解できると思いますがこういう場合、僕はどうしたらいいですかね?

こういう事を仰られない方のみご予約をお待ちしております。

 

 

SIS ANGER

 

 

 

必ずご予約の上お越しください

僕のお料理を召し上がりたいと思って下さる方にキチンと万全の状態でお料理をご提供したいと考えております。

そのような方々に、慌てながらその場しのぎのいい加減な仕事をしたくないのです。そのため当店ではご予約を頂いていない方にはお席をご案内しておりません。

自分がきちんと納得のいくお料理を提供出来る環境を整えたいと考えており、そのためのご準備の時間を頂きたいのです。

 

また夜のお客様のみお席代としてお一人様¥1000頂戴しております。

こちらには前菜の盛り合わせ(通常7,8品程度)のお代金が含まれております。

僕がご提供しているお料理は僕自身が食べたいと思っている物をお作りしております。

それはつまり、僕がお客様に食べてもらいたいお料理とイコールです。

居酒屋に座るなり、業務スーパーで買って来たポテトサラダやおから、ひじき、切り干し大根等を100均のお皿にそのまま盛り付け盛りつけて¥300請求するような仕事はしません。

豆腐を四分一カットして葱と生姜、カツオ節を乗っけて

「はい¥300」

てめぇこれ原価率10%しねぇだろ?!的な。

こんなもの誰が食べたいの?

 

当店でお出ししている前菜をお高いと考えられる方もおられるでしょうし、お安いと考えられる方もおられます。

前者の方とは残念ながら当店とはご縁が無いかもしれませんし、後者の方にはいつも喜んで召し上がって頂けていると思います。

ただ来られる方によって当店の方針を変える事はしません。

それは迎合であり妥協だと思うのです。

 

これだけ情報過多の時代ですから、どんなお店で何を出していくらで売っているかという事もすべて筒抜けです。

何処のお店かは言えませんし画像(ここから特定される)も貼れませんが

「これ原価¥500するか?」

というほぼ野菜だらけの前菜5種程度の盛り合わせが一人前¥2500で普通に提供されてたりもします。

まぁよくもこんな仕事でこれだけのお金を頂けるもんだなぁと感心しますけれど、お客さんが納得しておられるのであれば問題の無い事です。

 

料理には作る人間の姿勢が確実に反映されます。

当店にお越し下さる方は僕のお料理を食べたいから来て下さっているのだと考えておりますし、価格以下の仕事はしていないと自負しております。

そうでなければ当店を選ばれる理由が無いはずです。

外食に求める利用動機は様々です。

ニーズに応じたお店のスタイルがあって当然です。

 

「空腹が満たされればいい」

「ランチには¥1000以上払いたくない」

「とにかく早く済ませたい」

 

全て僕の考え方と真逆ですが、どのお店を選ぶかはもちろんお客様の自由です。

「知ってたら来なかった」

などという事を避けるために必要と思われる情報はランチ、ディナー、アラカルト、コース、テイクアウト、価格等全てHPあるいは食べログで公開しております。

後出しジャンケンみたいな事はしておりませんし、お越しになられる方の無駄足にならぬようにと考えています。

PCやスマホをお持ちでなかったり、そういった情報収集を煩わしく感じられる方であってもお電話一つ頂ければメニュー、価格等についてご説明差し上げております。

それでも多くの方がご予約されずにお越しになり、お席をご案内しても帰られます。

理由は大体前述したような事です。

 

僕のお料理を食べたいと思って来て下さっている方に喜んで頂きたいですし、何よりも借金返済のために毎日休まずお店を開けております。

一切の誇張なく年間363日くらい、本当に毎日です。

しかしながら数分なのか数十分なのか、あるいは数時間なのか大事なお時間を割いてお越し下さってもお電話一つ頂けなかったためにお帰りになられる方がほとんどです。

ご予約を頂いておらず、その時点で「お客さん」ではなくても、折角当店にお越し下さった方です。

そのような方を「ご予約されていない」事を理由に、一刀両断し無下に入店をお断りするような事はしておりません。

 

ご予約をお願いしてもお電話を頂けず、それでもご案内したとしてご用意の無いコース料理を作れと言われましてもそもそも食材がありませんし、当然時間もすごく掛かります。

残念ながら当店が何料理店かも知らずお越しになられる方もおられて、その上で苦情を申されてももう返す言葉もありません。

事の大小、あるいはそう感じているかどうかに関わらず当店で起こるトラブルのほぼ全ては予めご予約頂けていれば、もしくはHP等でお知らせしている事をご理解下さっていれば生じる事の無い事ばかりです。

 

お席に座られてメニューを見て帰られる方。

「すぐにご準備いたします」とお伝えして、直後「やっぱり帰る」と仰られる方。

オープン10分前に来られて「待てない」とお帰りになる方。

夜にお越しになって「ランチメニューが食べられないから」とお帰りになられた方。

お時間とお代金の事をご説明し、承諾を頂いた上でお料理を仕上げ、お出ししようとしたタイミングで席を立たれて帰られる方。

「中国料理店です」と申し上げて「気分悪い」と即答された事もあります。

 

自分の納得いかない仕事をする気はありません。

ご予約を頂けてさえすれば仕入れも仕込みも出来ますし、お時間までに準備をする事が出来ます。

しかしながら準備の整っていない状態でご案内する事は出来ませんし、一切予約が無くてお客さんが誰一人おられなかったとしても「急いでる」方や夜にお越しになってランチメニューの提供を求められる方やお席代(=前菜)にご理解いただけない方はご案内しておりません。

僕がお断りするのではなく、お客さん(になったかもしれない人)がご自身のご判断でお帰りになられます。

ですがこのような事態は出来るだけ避けたいと思っていますし、そのためにもご予約をお願いしております。

 

お電話一つ頂けてさえいればお客さんに僕のお料理をお出しする事が出来ます。

美味しい料理を召し上がって喜んでもらえらば料理人にとってそれが一番の喜びなのです。

楽しく料理を作って褒めてもらえて、さらにお金が頂けるなんて超ハッピー。

お客さんは食べたいものが食べられる、僕はお店を長く続ける事が出来る。

WINWINです。

しかしそうでなければお客さんは時間の無駄遣いになるし、さらに人によっては「席が空いてるのに入れない感じの悪い店」と印象を持たれる方もおられるかもしれません。

僕は料理をお出ししてすらないのに嫌われて売り上げも発生しない。

LOSELOSEです。

誰も得しないし、全員がイヤな気分しかしない。

 

このような事態を回避するため、少しでも当店の方針をご理解を頂きたいと考え続けてきたブログですが、もうそういう事にも疲れてきた事もありしばらく止めていました。

今後継続的に再開する予定も特にありませんが、最近前述したようなトラブルが多く発生しており辟易していたので久しぶりに更新しました。

何か言い訳がましくて色々疲れるんですけど、誰にも嫌な気分になって欲しくないですし僕も嫌な気分になりたくありません。

その為に事前にお伝えしておくべき事を記す場としての食べログでありHPでありブログなのです。

 

どうかご理解頂ける方のみお越しください。

いつも通り心を込めてお料理をご提供いたします。

 

 

 

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